【投資信託】積立NISA口座を他社から楽天証券への切換え方法 ~SBI証券からの乗換え(金融機関の移管変更)手続き手順~
前の記事で、投信積立する際に、楽天証券の口座は、楽天カードクレジット決済により、月額50,000円分まで1%のポイント還元される最大のメリットについて触れ、楽天証券が積立NISAや投信積立に有利な点を利用した、私の楽天口座での運用方法を解説しました。
※.興味のある方は、末尾に、関連記事として、リンクを貼りましたので参照願います。
今回は、私が体験した積立NISA口座をSBI証券から楽天証券に移管した手続き方法や留意点について、以下に解説します。
1.積立NISAを他社から楽天証券へ乗換え前の前提条件
(1)楽天証券の特定口座を開設しておく
楽天証券口座をお持ちでない場合には、以下に記載する積立NISAの申込のときでも構いません。
(2)楽天カード(クレジット機能付)を作成しておく
楽天銀行デビットカードではなく、楽天カード(クレジット機能付)を作成する必要があります。これにより積立NISAを楽天カードでクレジット決済にすることにより、買付金額の1%分の楽天スーパーポイントが得られます。この得られたポイントで更に投信積立が可能となります。
(3)翌年の変更は、前年の10月1日からです
つまり、その年の9月30日までであれば、当年中に変更できます。但し、それは、当年中に積立NISA商品を購入していない場合に限ります。例えば、当年1月に積立NISA商品を買付していれば、その年は1月に買付けした口座で買い続けるしかありません。
よって、現実的には、年末までに切換えて(移管して)、翌年から楽天証券の口座で買い付けることになります。
2.積立NISAの金融機関変更の流れ
手順1. SBI証券へ電話しNISA口座移管のための解約を申し出る
SBI証券へ電話して「金融商品取引業者等変更届出書」を取り寄せる
手順2. 楽天証券にてつみたてNISAの申し込みをする
楽天証券へ資料請求して「スターターキッド」を取り寄せる
(楽天証券ホームページより)
手順3. 解約用紙をSBI証券へ返送し「勘定廃止通知書」を手にいれる
SBI証券へ「変更届出書」を返送して「非課税管理勘定廃止通知書」を取り寄せる
手順4. 楽天証券へ書類返送
楽天証券に「つみたてNISA開設届出書」と「勘定廃止通知書」を提出する
しばらくするとNISA口座開設完了します!
手順1と手順2は、同時進行が可能です。
手順3は、手順1が終了し、資料受取後に可能です。
手順4は、手順2と手順3が終了し、資料受取後に可能です。
これから、上記の手順を詳しく解説していきます。
手順1. SBI証券へ電話しNISA口座移管のための解約を申し出る: SBI証券へ電話して「金融商品取引業者等変更届出書」を取り寄せる
電話でしか受け付けていませんが、特に気がねする必要もありません。引き止める文言もなく、あっさり「金融商品取引業者等変更届出書」が数日以内に送付されますので、受取ったあとに「提出日と名前」だけを記入し返送します。
SBI証券の連絡先へNISA口座移管のための解約を申し出る
(フリーダイヤル)0120-104-214
(携帯電話・PHSの場合)0570-550-104
受付時間:平日9時~18時(但し、年末年始を除く)
「金融商品取引業者等変更届出書」は、電話して2~4日程度で自宅に届きます。
(私の場合、12月3日に移管のための解約電話をして、12月6日に届き、提出日と氏名を記入して12月7日に返送しています。手順3に受け取った書類の様式写真と記入箇所を掲載しています)
手順2. 楽天証券にてつみたてNISAの申し込みをする: 楽天証券へ資料請求して「スターターキッド」を取り寄せる (楽天証券ホームページより)
積立NISAの資料請求には、あらかじめ楽天証券の総合口座が開設済みである必要があります。
楽天証券の総合口座をお持ちでない方は、先に総合口座を開設して、その後にNISA口座を開設する流れになりますので、総合口座を開設済みの人よりも手続き期間を要します。
PCやスマホで、楽天証券のホームページを開き、そこかれ総合口座やNISA口座を申し込む形になります。
◆総合口座の申込画面(右上の「口座開設」をクリックしてください)
◆積立NISA口座の申込画面
NISA口座は、NISA申し込み画面で「NISA口座を他社から変更する」をクリックし申込ます。
NISA口座をWebで申込んでから、1週間程度で「つみたて投資スターターキット」が到着します。
(私の場合、12月3日に申し込んで、1週間後の12月10日に到着しました)
手順3. 解約用紙をSBI証券へ返送し「勘定廃止通知書」を手にいれる: SBI証券へ「変更届出書」を返送して「勘定廃止通知書」を取り寄せる
電話して取り寄せた書類「変更届出書」に「提出日と名前」だけ書いて返信用封筒でSBI証券へ返送します。
(「変更届出書」の正式名称は、「金融証券取引業者等変更届出書」です)
返送すると約1週間で最重要書類である「勘定廃止通知書」が登録住所に送られてきます。
(私の場合は、12月7日に「変更届出書」を返送し、12月13日に「勘定廃止通知書」が到着しています)
こちらも「変更届出書」を郵送して、1週間程度で「勘定廃止通知書」が届きます。
この「勘定廃止通知書」は、手順4で楽天証券に一緒に送る重要資料となります。
手順4. 楽天証券へ書類返送: 楽天証券に「つみたてNISA開設届出書」と「勘定廃止通知書」を提出する
楽天証券から届いた「スターターキット」に必要情報を記入し、「勘定廃止通知書」を添えて返信します。
楽天証券の「つみたてNISA開設届出書」とSBI証券から送られてきた「勘定廃止通知書」を返信用封筒へ入れて、楽天証券へ郵送します。
(「つみたてNISA開設届出書」の正式名称は、「非課税適用確認書の交付申請書 兼 非課税口座開設届出書)」です)
郵送後に、2週間程度でつみたてNISAの口座開設が完了します。
(楽天証券から開設手続き完了メールが届きます。私の場合は、12月14日に郵便発送して、12月18日に楽天証券から申込み受付メールが届き、12月27日に楽天証券から、つみたてNISAの開設手続き完了メールが届きました)
手順1と手順2を同時進行した場合には、手順4が完了するまでに、最短の場合に、3週間程度でNISA口座が開設します。
(私の場合は、12月3日に手順1と手順2を同時にスタートし、12月27日に手順4の移管切換えに関する、つみたてNISA口座開設の全てが完了しました)
2.積立NISAの金融機関変更の留意点(注意点)
・年末までに積立NISA口座を移管できていない場合には、12月中に、翌年1月の「移管前の金融機関での積立NISA自動買付け設定を削除」しておきましょう。
・楽天カードクレジット決済で、積立NISAや投信積立を自動買付けすることで、買付け金額の1%の楽天スーパーポイントが得られるのが移管の最大メリットです。(但し、ポイント付与対象分は、月50,000円の買付け分が、上限となります)楽天カードを持っていない方は、積立NISAを楽天証券に移管開設する手続きと同時に、楽天カードを作りましょう。
〔楽天カードクレジット決済のメリット〕
〔楽天カードクレジット決済のステップ〕
・楽天カードクレジット決済での翌月の積立申込締切日は、前月の12日が締切日となります。翌年1月から積立を開始したいのであれば、前年12月12日が積立申込の締切日です。
〔楽天カードクレジット決済のスケジュールと関係日〕
・楽天証券への積立口座の移管完了や楽天カードの作成が12月12日を過ぎてしまった場合には、2月以降の買付けになります。積立NISAであれば、年間上限枠が40万円であるため、12カ月で割った月額上限は33,333円ですが、2月以降の積立買付けの場合には、11カ月で割って月額36,363円となるように買付け設定するなど臨機応変な対応が可能です。
・私も移管完了が12月12日を過ぎてしまったため、2月以降の購入となりました。積立NISA買付け自動設定金額を月額36,363円として、楽天スーパーポイントの対象上限が月50,000円であるため、差額分の月額13,637円を特定口座で買付け設定しました。
・積立NISAの月額設定金額が、2月以降で上限40万円となるように設定されている場合には、翌年分の買付けを1月から買付けできるように、前年の11月16日頃~12月12日の期間中に、積立NISAと特定口座の投信積立額を見直す必要があります。
・投信積立買付けにより、貰った楽天スーパーポイントで投信積立する場合には、月額積立額の1%分を楽天ポイントで買付けできるように設定しておくことをお勧めします。
・ちなみに、私は、積立NISA口座と特定口座の月額購入分を合せて毎月50,000円になるように設定買付けしているため、毎月、楽天スーパーポイントを500ポイント、投資により貰っています。その500ポイントを利用して、買付け時期を月の中間時期(例えば15日とか)で設定し特定口座で500円分の投信積立をしています。
・なお、投資は「自己責任」ですので、くれぐれもお忘れなきよう、留意してください。
4.まとめ(手順の要点)
手順1.SBI証券へ電話しNISA口座移管のための解約を申し出る
手順2.楽天証券にてつみたてNISAの申し込みをする
(楽天証券口座をお持ちでない方は、口座開設の手続きを!)
手順3.解約用紙をSBI証券へ返送し「勘定廃止通知書」を手にいれる
手順4.楽天証券に「つみたてNISA開設届出書」と「勘定廃止通知書」を提出する
その他.楽天カードをお持ちでない方は、楽天カード作っておく(楽天ポイントゲットのため)
関連記事1: 【投資信託】積立NISAや投信積立の口座開設時に優先すべき証券会社 ~楽天証券の楽天カード決済で1%ポイント還元~
関連記事2:【資産形成】楽天証券の積立NISAのメリット ~NISA金融機関変更(移管・乗り換え)方法と廃止連絡先」~
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以上
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