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【資産形成】スマホ・光回線の月額通信料の削減による投資資金の捻出 ~3大キャリアから楽天モバイル・楽天ひかりへの切換、家族で乗り換る際の留意点~
1.スマホ・光回線の月額通信料の削減による投資資金の捻出
私は、将来(新ビジネスのチャレンジや老後資金)の資産形成のために、投資信託を行っており、楽天証券でのNISA口座や特定口座で月額50,000円の積立投資を行っています。また、積立投資の他に、投資信託のある銘柄が安価なタイミングを見計らい特定口座で任意に買付けしています。
投資信託の元手金は、給料から生活費を差し引いた余裕資金の範囲で行っていますが、生活費の中で、毎月30,000円程度と多額な固定費用がかかる、スマホやおうちネットの月額通信料を安く抑えることができれば、余裕資金が生れて、将来の資産形成を大きく膨らませることができます。
電気代は月額10,000~15,000円程度なのに、通信料は、月額30,000円もかかるのは高すぎるのではないかとの発想より、私は三大キャリアのうちau(スマホ、光通信)から楽天モバイル、楽天ひかりに切換えました。
費用削減の効果、手続きの留意点、使ってみての感想などを以下に紹介します。
2.三大キャリアから楽天モバイル・楽天ひかりへの切換による月額通信料の削減効果
*月額の税込額を記載
通信キャリアの切換 | 切換前 | 切換後(1年間) | 切換後(2年目~) |
auスマホ3台→楽天モバイル(UN-LIMIT)3台 | 約23,400円 | 約0円 | 約9,900円 |
au光(電話含む)→楽天光(電話含む) | 約6,600円 | 約800円 | 約6,100円 |
月額合計 | 約30,000円 | 約800円 | 約16,000円 |
切換前からの月額費用の削減額 | ― | 約29,200円 | 約14,000円 |
※1.楽天UN-LIMITと楽天ひかりは、現在1年間無料キャンペーンを行っており、切換後(1年間)の月額通信料は、キャンペーン対象者の費用となります。
※2.光回線は、戸建プランで設定しています。
※3.固定光電話の使用料は、切換前後共に月額200円(税別)で計算しました。
※4.楽天モバイルは、楽天LINKの無料アプリをインストールすることで、通話とメッセージが無料となりますので、楽天モバイルの通話料は無料で計算しました。
※5.切換に伴う解約費用や工事費用は、上記には含まれていません。
3.スマホ切換にかかる手数料などの費用
(1)変更前のキャリアでかかる費用
a.解約金(違約金)
3年間の更新月で無ければ、三大キャリアでは費用が掛かります。契約内容にもよりますが、私の場合は、auで3,300(円/台)×3台で9,900円ほどかかりました。(3台は、私を含めた家族の使用者台数です)
この程度であれば、更新月を待たずに、さっさと切換てしまって、月額料金の削減額で取り戻すのが賢明です。
なお、楽天モバイルでは、解約したい場合、解約手数料がかからないため、良心的だと思います。(今まで、auを20年以上使って、多額の通信料払ってきましたが、解約金まで取るとは・・・)
b.電話番号引き継ぎ(MNP予約番号取得料金)
スマホ1台あたり1,100円で、3台とも電話番号を同じ番号で引き継いだため、3,300円かかりましたが、新しい電話番号になって、知り合いの人に電話番号の変更を連絡する手間や、各種の契約機関や会員の情報を変更する手間を考えると電話番号を同じ番号で引き継いだ方が賢明です。
c.スマホ機種代の残額返済
これは、元々支払わなければならない額なので、切換に伴う費用というよりも、解約後に解約先に支払わなければならない費用となります。スマホの機種を分割払いではなく、一括払いで精算済みの方は対象外ですが、スマホ機種は高額なため、分割払いが残っている人は残額返済があります。引き続き分割払いも可能なため、解約先のキャリア会社に問い合わせてみて下さい。
(2)楽天モバイルでかかる手数料などの費用
a.事務手数料
3,300円がかかりますが、インターネット手続きでは、分割払いも可能です。但し、店頭では一括払いとなりました。
なお、楽天LINKの無料アプリをインストールして、3ヶ月以内に10秒以上の通話を掛けて、かつ、1件のメッセージを送るとポイントがバックされるキャンペーンがあるようです。(店頭申込のときに、店員から聞きました)
b.機種購入費用
SIM交換のみで、旧キャリアの機種をそのまま使用する際は、機種購入費用はかかりませんが、型が古いスマホ(アイフォンを含む)の場合には、スマホ通信回線の楽天回線とパートナー回線が自動で切替できなかったり、メッセージ機能が使えなかったりする機能低下が生じるため、我が家では3台とも購入しました。
新機種を購入して旧機種をテザリングにより、新機種をポケットWi-Fiのように使うことも可能なため、SIM交換で楽天モバイル機能を最大限活用できない旧機種であれば、楽天で安い機種を購入したほうが良いと判断しました。
楽天モバイル機種の購入の際、0円キャンペーンや、私のときは、ギャラクシーA7であれば17,000円が15,000ポイント還元により実質2,000円で購入可能なキャンペーンがありました。今後もいろいろなキャンペーンを展開してくるものと予想しますので、安く購入可能な機種はこれからも続くと予想します。
機種を安く購入できれば、万一解約する際にも、機種代の残額返済が無いか僅かとなります。
なお、インターネット購入では分割払いが可能ですが、店頭購入では一括払いとなります。また、安価な購入キャンペーンは、インターネット申込み、及び店頭購入の両方に適用できます。
c.スマホの月額基本料金
楽天モバイルの月額基本料金は、1台あたり2,980円(税別)となります。但し、UN-LIMITキャンペーン適用で1年間無料になります。
4.楽天モバイルへのスマホ切換手続きの流れ
(1)旧キャリアに解約等費用や使用者名義を確認する
私はauに電話し、解約する電話番号を伝えて、それぞれのMNP予約番号の取得料金(1,100円/台)、解約金・違約金(3,300円/台、契約内容により左記以上)、機種残額返済分(機種毎)を確認しました。
家族使用者の名義が、世帯主等一人に集約されている場合には、楽天モバイルで1年間無料キャンペーンを適用させるために、名義変更をしておく必要があります。名義変更は店頭でしか受付ていませんので、予め名義変更をしておく必要があります。詳しくは、後の留意点に記載しましたので、参考にしてください。
(2)解約日を決めて解約連絡をする
解約日は、15日前後がよいのではと思います。それは、番号引き継ぎのMNP予約番号が15日以内で切れるため、旧キャリアの通信料がかかる月内で切替えを仕上げる必要があるからです。スマホのキャリア料金は日割りではなく月額のため、決めた月内で楽天モバイルへの切換えを終了するようにしましょう。
解約の電話の際に、電話番号を引き継ぐ場合、MNP予約番号(10桁の番号)が発行されます。これは、楽天モバイルの申込時に使用しますので、番号をメモし、申込むまで無くさないようにしましょう。
(3)楽天モバイルへの申込み
インターネット申込と店頭申込みがあり、インターネットではSIMと機種が届くまで数日(私の場合は4日で届きました)かかりますが、店頭申込みで機種があれば、購入設定後に使えるようになります。
(4)SIM及び機種到着後、各自で切換え設定
機種納入後の設定は、インターネットで申込して納入された箱に一緒に入ってきた「START GUIDE」に沿って進めることで、MNP転入/移行手続き、SIMカードのセット、スマホ初期設定、楽天回線の開通、楽天LINKアプリの設定、my楽天モバイルアプリの設定など、簡単に出来ました。
旧機種からの電話番号やアプリの移行については「Google経由」や機種同士の「ケーブル接続」で簡単に出来ましたので、思っていた以上に情報の引っ越しは直ぐに終わりました。(旧キャリアの電話受付担当との会話の中で、情報の引っ越しは大変だとの話があったため、少し不安でしたが簡単に出来ました・・・あの脅しは何だったのか?)
5.楽天モバイルへのスマホ切換時の留意点(家族で乗り換える際の留意点)
(1)楽天UN-LIMIT(1年間無料)を適用させる条件
a.変更前キャリアと楽天モバイルの使用者名義が同じ
変更前auでは家族使用3台分全て私の名義だったため、妻と子供(未成年者)の名義を変更しました。
名義変更はauの場合、店舗のみで受付ており、当事者本人(私、妻、子供)とそれぞれの身分証明書(運転免許証、健康保険証など)が必要となります。必要書類は行く前に、事前に確認しておくことをお勧めします。
また、楽天モバイル申込時も、それぞれ同じ使用者名義で申込む必要があります。
成人の申込は、インターネット申込が可能ですが、未成年者の申込は、店舗のみで受け付けており、親と子供(未成年者)が一緒に行く必要があります。また、身分証明証は、親の身分証明書と子供(未成年者)の健康保険証及び住民票が必要でした。店舗に行く前に、必要書類を予め確認してから行くことをお勧めします。
また、家電量販店の楽天ショップでは、予め欲しい機種があるかどうかを事前に問い合わせておくことをお勧めします。
b.使用者名義で楽天アカウントを取得しておく
別々のメールアドレスにより使用者名義で楽天アカウントを取得しておく必要があります。
子供(未成年者)の楽天アカウントが無かったため、店舗に申込に行く前に、子供のGメールアドレスで楽天アカウントを作っておきました。
(2)早く楽天モバイルに切換えたい場合には、店舗で申込む
予め必要書類や欲しい機種の在庫があるかをチェックして、予約を入れて行くことをお勧めします。
楽天モバイルは、現在、取り扱っている直営ショップや家電量販店が多くありません。また、契約した際の申込手続きからスマホ設定、及び支払までに、40~50分程度かかったため、予約を入れておかないと受け付けてもらえない可能性があります。
なお、店舗での申しみは、インターネット申込のように、分割払い(24カ月、48カ月)の申込みができないので注意しましょう。※但し、カード払いの際は、支払い回数の選択は可能です。
(3)切換後の引き継ぎアプリは、再設定が必要なものがある
ラインや各ペイなど、アプリを新しい機種に引き継ぎ後に初めて使うときには、スマホ端末が変わるため、再設定が必要なものがあります。ラインは過去のやり取りで写真以外は全て残っていました。
(4)旧キャリアのポイントは、使い切っておく
auのポイントは、auペイで使い切っておきました。
旧キャリアのポイントは、今後増えることが無いため、忘れないうちに使い切っておきましょう。
6.光回線切換えにかかる手数料などの費用
(1)変更前の契約先でかかる費用
a.退会違約金
auひかりの場合、契約ブロバイダーに確認したところ、15,000円(税別)ほどかかるとのことでした。
15年以上使ってきたブロバイダーですが、更新期間でない場合には、退会違約金をとるとのことで驚きです。その更新期間も数年に一度の極短期間のもので、完全な顧客離脱防止の「しばり制度」そのものです
なお、楽天ひかりは、退会違約金は9,500円(税別)とのことで、こちらの方が、先行大手のブロバイダーよりも良心的です。
1年間無料のキャンペーンが適用されるため、乗り換えたほうが、退会違約金を払ってでも断然お得でした。
スマホの大手キャリアや先行大手のブロバイダーは、私の中では、今後のおつきあいは、もうあり得ません。
b.工事費残金、撤去費
私の場合は、長期使用により費用はかかりませんでしたが、かかるかどうか契約ブロバイダーに問い合わせてみてください。
c.ルータ代の残金
こちらは、ブロバイダーではなく、回線キャリア(au光など)に確認をとる必要があります。
私の場合、キャリアの回線提供先(auひかり)に電話し、ルータ代の残金を確認したところ、レンタルなので無料であり、後ほど、ゆうパックの返却用紙が届くため、箱に入れて返して下さいとのことでした。返却の郵送代は、特にかかりません。
(2)楽天ひかりでかかる費用
a.初期費
楽天ひかりの登録手数料で800円(税別)かかります。
b.光回線工事費
auひかりから楽天ひかりに変わる場合の戸建の工事費は18,000円(税別)が別途かかります。NTTフレッツ光回線では、今後もフレッツ光回線を使用することから、工事費はかからないようです。
但し、auひかりより光回線の流用申請が新しい契約先からあれば、流用は可能とのことで、現在、楽天ひかりに問い合わせ中です。
c.光電話の工事費
こちらの契約は楽天ひかりのオプションとして、NTTとの個別契約となり、工事費として2,000円(税別)がかかります。
なお、固定電話を使用しない場合には、申込む必要はありません。
d.月額基本料金
楽天ひかりの月額基本料金は、ファミリープランで(戸建)で4,800円(税別)、マンションプラン(集合住宅)で3,800円(税別)です。但し、キャンペーン適用で1年間無料になります。
オプションのNTT光電話の月額基本料金は、500円(税別)がかかります。こちらは、無料キャンペーン適用外です。また、通話代が別途かかります。
7.楽天ひかりへの光回線切換手続きの流れ
(1)旧契約先(ブロバイダ・キャリア会社)に解約等費用を確認する
私は契約先のブロバイダーに電話し、解約する電話番号を伝えて、解約金・違約金(15,000円)、工事費残金、撤去費を確認しました。また、キャリアの回線提供先(auひかり)に電話し、ルータ代の残金を確認したところ、レンタルなので無料であり、後ほど、ゆうパックの返却用が届くため、箱に入れて返して下さいとのことでした。返却の郵送代は、特にかかりません。
(2)楽天ひかりに申し込む
インターネット申込みますが、その前に楽天ひかりに、電話で費用等を確認しておくことをお勧めします。
無料キャンペーンに申し込むには、キャンペーン期間内に申し込むことと、申込契約者が楽天モバイルにも同じ楽天アカウントで申込んでいること、及び申し込み月の4ヶ月末日までに開通していることが条件となります。
(3)旧ブロバイダーに解約を申し込む
楽天ひかりの開通直前又は開通後に解約したほうが、光回線の不通期間がなくて済みますが、月単位の請求であるため月を跨る場合には、月末の解約日を予め申込んでおくことが考えられます。
なお、解約を申し込んでも、実際の解約までに数日(3日程度)かかるとのことなのでので、月を跨ぐようであれば、月末の日付で事前に解約日を申込んでおくことで翌月の費用は発生しません。
8.楽天ひかりへの光回線切換時の留意点
(1)楽天ひかり(1年間無料)を適用させる条件
無料キャンペーンに申し込むには、キャンペーン期間内に申し込むことと、申込契約者が楽天モバイルにも同じ楽天アカウントで申込んでいること、及び申し込み月の4カ月末日までに開通していることが条件となります。
現在の無料キャンペーンには、ルータの無料プレゼントがありますが、ルータが届くのが、工事終了後の2週間後に届くとのことで、それまでは無線LANが使えず、有線LANのみの使用となります。
(2)楽天ひかりの開通に、工事待ちの期間がかかる
私の場合、申込んでから、工事待ちの最短時期で1カ月程度かかり、予約制であるため、立会い都合が悪くなれば、また予約の取り直しが発生します。
無料期間のキャンペーンに開通期日の条件があることから、楽天ひかりへの切換えを考えている方は、楽天モバイルへの申込を条件として、楽天ひかりにも早めに申し込むことをお勧めします
(3)固定電話の電話番号が引き継げない場合がある
私の場合、au光の固定電話の電話番号が引き継げませんでしたので、新規にNTTから連絡があった3つの番号の中から、選んで決めました。
NTT光回線同士の切換えであれば、電話番号は引き継げるようですが、私のケースのように、引き継げない場合もありますので、光固定電話を契約する際に、旧契約先又は新契約先のいずれかに問い合わせてみて下さい。私はどちらに確認とってみましたが、どちらとも引き継げないという同じ回答でした。
なお、固定電話の電話番号は、携帯電話の番号よりも、あまり使わないためか、電話番号が変わることを告げる連絡先は少なく、会員情報の変更は、気付いた都度でよいと考えています。
9.楽天モバイルを使ってみての感想やメリット
・スマホの楽天回線のエリア普及が、現行で都心部を中心としているため、ときどきパートナー回線(au回線)の利用に切り替わります。楽天回線は無制限に使用できますが、パートナー回線(au回線)は、制限が5GB(5GBに達した場合、速度は遅くなるが使用可能)です。1週間あちこちに行って使ってみましたが、0.3GBしか減っていませんでした。パートナー回線は補助的な回線のため、5GBを一カ月で使うとすれば、よほどの地方に行く以外には使い切れないと思います。
・スマホの通信速度は、市内の中心部で使用しても回線が渋滞しているためなのか、少し遅いことがありました。なお、Google地図のナビ機能は、数十km使ってみましたが途切れることなく、目的地に到着できました。
・スマホ3台と光電話を大手キャリアから楽天モバイルと楽天ひかりに切換えで、1年間の無料キャンペーンを適用した場合、1年目は年間350,400円(=29,200円×12カ月)、2年目以降は年間168,000円(=14,000円×12カ月)の削減が可能です。この削減額は、積立NISAの年間限度額が現行400,000円であるのに対して、1年目は約9割、2年目以降は約4割の投資金額に匹敵しており、切換えることで高額な投資資金を捻出できます。
・上記の削減額の大部分は、スマホ(モバイル)の切換えが主であり、スマホの切換え台数が多いほど、削減額が増大します。
・楽天市場での買い物ポイントが、楽天モバイルと楽天ひかりを使用することにより、それぞれで1倍ずつアップするため、合計2倍にアップします。
・楽天モバイルや楽天ひかりへの切換えにより、浮かせたお金で、たまには美味しいものを楽天市場で購入して、自分や家族へのご褒美として召し上がってみてはいかがでしょうか。更にポイントも溜まります。
・楽天モバイルは、先行大手の三大キャリアと同じく、自前の通信回線を構築しており、楽天モバイルの通信回線エリアは、今後も順次拡大していくため、回線スピードを含めて、より一層使いやすくなることは間違いありません。(2021年3月時点で、人口カバー率70%を計画しています)
・一人暮の方や世帯暮らしの方を問わず、スマホと光電話について、楽天への切換えを検討してみてはいかがでしょうか。
・我が家では、数年後、子供達(未成年)のスマホ使用者が更に増えるため、その時には、もう既に迷わず楽天モバイルで決めています。
・楽天が、大手通信3社で固めた高い料金体系に、風穴を開けてくれたことに対して、感謝するとともに、今後の益々の発展に大いに期待したい。
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以上
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