40代後半から免疫力は低下します。
健康なうちから、ホンモノ温泉による湯治を始め、新型ウイルス等に対する免疫力を養いましょう。
以下に、「ホンモノ」「ニセモノ」「マガイモノ」温泉の区分を中心に紹介します。
1.ホンモノ温泉とは
温泉は生きモノです。
温泉が生れるのは、地下数kmから数十kmのところで生成されます。
地下に浸透した雨水が密閉状態で5万気圧のところで、マグマだまりの千℃前後の熱で温められて、地表に湧き出てきます。
生きモノにとって一番困るのは、空気に触れて酸化することです。
ホンモノ温泉とは、常に湧き出ていて新しいお湯が浴槽からあふれでている温泉です。
温泉の生命線は、「鮮度」が命と言えます。
2.マガイモノ温泉とは
日本には、温泉法があります。
詳しくは、末尾に温泉法に関する過去記事ブログのリンクを貼りましたので参考にしてください。
温泉法上は、「温泉」と認められるものでも、浴槽のお湯を抜かないで置いておくと菌が増えるので、塩素系の薬剤を入れて殺菌します。
すると温泉は、「酸化」、つまり錆びた状態になります。
またお湯を循環して使うことも多いのですが、こうした「温泉」がマガイモノと呼ばれています。
温泉法上は、「温泉」でも鮮度がなくなって酸化された温泉が「マガイモノ温泉」です。
3.ニセモノ温泉とは
温泉法上でも「温泉」と認められていないものです。単に、地下水を沸かしたものなどがこれに該当する場合があります。
4.温泉の見分けが必要になった背景
バブル崩壊後に、小グループ、小人数による温泉旅行が主流になり、泉質に注目が集まり始めるなかで、温泉の偽装問題が起きました。
これは2004年6月に長野県の白骨温泉で、一部の旅館が入浴剤を入れて温泉を白濁させていたといことが発覚しました。
これが発端で、2005年から温泉法施行規則が改正され、温泉に加温・加水しているか、循環装置を使っているか、入浴剤を入れているかをきちんと表示する義務が課せられました。
5.加温・加水でホンモノ温泉と言える範囲
低温泉(25℃以上、34℃未満)や温泉(34℃以上、42℃未満)を加温することがあります。
それをかけ流しで使うならばホンモノ温泉と言えます。
加水も源泉が入浴できる温度ではない高温泉(42℃以上)の場合には、20%くらいまでの加水ならば許容される範囲と言えます。この場合には、塩素が含まれた水道水ではなく、ミネラル成分を含んだ地下水による加水のほうがよいでしょう。
但し、同じお湯を循環させて何度も使い回すのは、お湯が「酸化」されていきますから、ホンモノ温泉とは言えません。
6.ホンモノ温泉のまとめ
ホンモノ温泉は、「100%源泉かけ流し」とも言われています。
この言葉は、若い人達や本物志向の人達の間で、市民権を得ました。
最近では、世間で老若男女を問わず、「源泉かけ流し」に非常に敏感になりました。
これは地下から湧き出る温泉の「還元力」を日本人は、DNAレベルで感じ取ることができるからです。
「還元」とは、錆を取ってピカピカにすることです。
「還元力」のある温泉につかれば、皮膚が若返ってきますし、体温上昇による免疫力の向上で、武漢風邪(新型コロナウイルス)などの感染拡大の予防効果が期待できます。
関連記事リンク:【源泉かけ流し温泉】定義 ~温泉法、自家源泉、共同源泉とは~
以上
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