2018年度と2019年度の技術士二次試験の合格発表結果より、部門別の筆記試験、及び口頭試験の合格率の比較表を作ってみました。
2018年度と2019年度の比較分析と、2020年度の部門別の合格率を予想します。
1.技術士部門別 筆記試験及び口頭試験の合格率 2018年度と2019年度の比較
2.年度比較分析
(1)最終合格率
・申込者500人以上の部門で比較すると、最終合格率の差が大きいのは、総合技術監理部門が6.4%から15.4%となり9%上昇しました。次に建設部門の6.3%から9.4%となり3.1%上昇、環境部門の12.7%から15.8%となり3.1%上昇、農業部門の13.8%から10.8%となり3.0%下降と続き、4部門で3%以上の差がありました。
・申込者500人以上のその他の部門として、機械部門、電気電子部門、上下水道部門、衛生工学部門、情報工学部門、応用理学部門の6部門については、最終合格率が3%未満に落ち着いています。
(2)筆記試験合格率
・申込者500人以上の部門で比較すると、筆記試験合格率の差が大きいのは、総合技術監理部門が6.6%から16.8%となり9.2%上昇しました。次に建設部門の6.6%から10.5%となり3.9%上昇、環境部門の13.9%から17.5%となり3.6%上昇、衛生工学部門の12.0%から8.6%となり3.4%下降と続き、4部門で3%以上の差がありました。
・申込者500人以上のその他の部門として、機械部門、電気電子部門、上下水道部門、農業部門、情報工学部門、応用理学部門の6部門については、最終合格率が3%未満に落ち着いています。
(3)口頭試験合格率
・申込者500人以上の部門で比較すると、口頭試験合格率の差が大きいのは、建設部門が94.9%から89.5%となり5.4%下降しました。次に総合技術監理部門の96.3%から91.8%となり4.5%下降、衛生工学部門の89.7%から93.8%となり4.1%上昇、電気電子部門の91.2%から88.2%となり3.0%下降と続き、4部門で3%以上の差がありました。
・申込者500人以上のその他の部門として、機械部門、上下水道部門、農業部門、情報工学部門、応用理学部門、環境部門の6部門については、最終合格率が3%未満に落ち着いています。
3.今後の合格率の全体予想
・申込者500人以上のうち、最終合格率の年度差が3%未満であった機械部門、電気電子部門、上下水道部門、衛生工学部門、情報工学部門、応用理学部門の6部門については、2019年度の部門別合格率とあまり変わらないものと予想します。
・申込者500人以上のうち、最終合格率の年度差が3%以上であった総合技術監理部門、建設部門、環境部門、農業部門の4部門については、今後、合格率が落ち着くのか、乱高下するのかは不明ですが、一つの部門であまり変動させると目立つため、2019年度の全部門平均合格率である12%程度を基準として考えて良いのではと推察します。
出願対策記事: 【技術士二次試験出願対策】実務経歴証明書及び業務内容の詳細(小論文)の書き方(一般部門編)
筆記対策まとめ記事: 【技術士二次筆記試験対策】総集編 ~受験者の皆さんへエールを送る~
口頭対策まとめ記事: 【技術士二次口頭試験対策】総集編 ~受験者の皆さんへエールを送る~
厳選記事のまとめ: 【100記事投稿記念】筆者が選ぶ厳選21記事
以上
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