【技術士二次試験直前対策】二次筆記試験 答案構成について ~最初に答案原稿の骨子を作成する問題と作成しない問題の区分~

技術士二次筆記試験

 

【技術士二次試験直前対策】二次筆記試験 答案構成について ~最初に答案原稿の骨子を作成する問題と作成しない問題の区分~

 

技術士二次筆記試験の直前となりました。前回は「技術士二次試験直前対策」シリーズの第5弾として、「一般部門の二次筆記試験 制限時間3.5時間のⅡ・Ⅲ選択科目を克服する」について述べて問題毎に掛けることが出来る時間配分と試験中の選択の流れを細かく展開しました。今回は第6弾として、前回の続きとなる「二次筆記試験 答案構成について」、私の受験した経験を基に、解説したいと思います。

2019年度から一般部門で筆記試験制度の大幅な見直しがあることを既に述べましたが、私は、一般部門で2012年度の全記述式と2013年度から2018年度までの択一試験を含めた試験の両方の受験を経験し、いずれも運よく合格しています。また、筆記試験制度の大幅な見直しがない総合監理部門についても、受験を経験し合格しています。その経験を基に、以下に答案構成について解説したいと思います。

これまで私が経験してきた問題の種類と答案枚数の構成は、以下となります。

①専門知識問題:答案用紙1枚
②応用問題:答案用紙2枚
③課題解決問題(問題解決・課題遂行問題):答案用紙3枚(総合監理技術部門の場合は5枚)

以上の分類で私が受験した部門での記述式問題の構成は、
・一般部門2012年度のときの解答数:①3問+③2問(③のうち1問は必須科目)
・一般部門2013年度から2018年度まで解答数:①2問+②1問+③1問
・総合監理技術部門2018年度までの解答数:③1問(但し5枚) となっています。

となっています。

次に、2019年度からの記述式問題の構成は、
・一般部門2019年度からの解答数:①1問+②1問+③2問(③のうち1問は必須科目)
・総合技術監理部門2019年度からの解答数:1問(但し5枚)

 2019年度からの試験制度の見直しにより、一般部門は、記述式の時間割の最長時間が2時間から3.5時間と1.5時間長くなり、Ⅱ・Ⅲ選択科目の3.5時間(210分間)では、問題の種類が①、②、③の3パターン全て出題されるため、以前にも増して問題毎に頭の切替え必要になります。

具体的な答案構成の取組み姿勢を以下に記載しました。

①専門知識問題(1枚):題意に沿って知識を吐き出す⇒骨子作成は、不要
②応用問題(2枚):題意に沿って応用事例を述べる⇒骨子作成までは必要ないが、見出し構成を考える(人によっては骨子を作成もあり)
③問題解決・課題遂行問題(3枚又は5枚):題意に沿ってストーリー展開を考える⇒骨子作成が必要で、且つ、見出し構成を考える(これも原稿作成の配分時間に含まれますが、予め骨子と見出しを作成しておくことで、記載内容が明確となり、ペンが進みやすくなります)

以上が、私の経験を基に考察した答案構成の取組み姿勢です。一般部門のⅡ・Ⅲ選択科目においては、上記3パターンの種類が出題されるため、以上を参考にして、問題毎に頭の切替えが必要となります。

「骨子(こっし)」の意味は、物事の骨組みとなる主要な事柄、全体を構成するうえでの重要な部分・要点・眼目のことであり、ここで言う答案原稿の「骨子」とは、「現状・原因」、「問題点」、「解決の方向性」、「具体策」などを予め挙げて、論文のストーリー展開を構成する素材を先に決めておくことを指します。

以上が、一般部門及び総合監理技術部門の受験経験を基にした、答案構成に関する私の見解です。

 

以上

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