【資格の保有者講習】オンライン定期(法令)講習を受講した体験談 ~第1種電気工事士定期講習を受講してのメリットと感想~
先日、第1種電気工事士の資格保有者が法令で5年毎に受講する定期講習をオンラインで受講しました。
5年前に受講したときには、オンライン講習が無かったため、講習会場での対面講習で録画モニタによる講義でした。
これなら、わざわざ移動時間と交通費を掛けて行かなくてもオンライン講習で十分だと思っていました。
今回コロナ下において、第1種電気工事士でもオンライン講習を開催する機関がありました。
受講料も対面講習と大差が無かったので、迷わずオンライン講習を受講しました。
私が受講したのは、オンライン講習の中でも随時受講方式でした。
先の記事「【資格の保有者講習】コロナ下でのオンライン定期(法令)講習の普及拡大 ~申込体験と調査結果~」でオンライン講習の種類や普及の実態調査について、解説しております。
※.末尾にリンクを貼りましたので参考にしてください。
今回は、オンライン定期講習の体験談として、その内容やメリット、及び感想を紹介します。
(デメリットについては、全く思い当たりません!)
1.オンライン定期講習の体験談(第1種電気工事士定期講習を受講して)
オンライン定期講習には、定期受講方式と随時受講方式があります。
定期受講方式は、これまでの対面講習のように指定された1日の指定時間内でオンライン講義を受講するもので、受講場所が自宅など、これまでのように会場まで行かなくすむというものです。
一方、随時受講方式は、ある一定期間内であれば、いつ受講しても良いというものです。極端に言えば、真夜中でも自宅でも、いつでもどこでも受講できます。
また、各講義のパートを区切って別な日や別の時間帯に受講することが可能です。
私が受講した講習は、2週間の期間内に全3章12パートの講義と章毎の小テスト(全3つ)を順番に好きな時間に受講できるものでした。(全部足し合わせて6時間程度の内容です)
各パート及び小テスト毎の開始時に、顔認識システムのカメラ撮影と予め申込時の写真が一致していることを確認し、授業を受けられるというものです。(各パートの最初だけ写真を撮り認証するので、講義中、画面の前に居なくても済むシステムでした。私はそんなことはしませんが・・・)
また、随時受講方式は、聞き取れない箇所や分からい箇所は、何度でもリピートできる仕組みでした。
2.オンライン講習(随時受講方式)のメリット
・オンライン講習は、会場までの移動時間や交通費がかからない。
・随時受講方式は、自分の都合や好きな時間に、パート毎に区切って受講できる。
・章ごとの小テストは、分からなければ、テキストで調べたり、間違いがあれば、結果を見て、再テストが可能である。
・質問は、Webシステム内のチャットで記入し、主催者からの回答があればメールで通知され、システムへのリンクで確認できる。
・5年以内の定期講習であれば、随時受講方式の場合、前回受講日の前の日の日付で受講修了が可能である。(私の場合、5年前の受講日の日付けの前の日に、講義の最後となる3章目のテストを修了し、受講修了シールの日付けをギリギリで攻めることが出来ました。例、前回受講日が2017年1月20日であれば、今回受講日を2022年1月19日にするなど。今までであれば、会場日付けが決まっていてギリギリを攻めれなかった)
・受講修了シールの発送は、個別に「受講修了日」「第一種工事士免状の番号」等を印刷するため、随時講習の受講期間終了後に作成・発送の手続きを行うとのこと。受講期間終了日から、10日後の発送となるお知らせメール連絡が届きました。(早く受講し終わったのなら、その時点で作成し、送ってくれれば、シールの待ち期間が短くなるのにと思いました)
<追加>第1種電気工事士免状への貼付用、オンライン定期講習の受講修了シールが届きました。
丁度、受講期間最終日から2週間(14日)後でした。受講年月日は、受講期間内のうちオンラインで修了した日付となっております。受講場所はオンライン講習となっています。
以下が、修了シールに同封されていた説明文です。
3.オンライン講習(随時受講方式)の感想
・今までの資格保有者講習では、仕事を休んで受講してきたが、仕事終わりや土日の自分の都合に合わせて受講できるのが良い。
・時間帯も連続であれば、集中力が切れたり、体調が悪ければ、うわの空で聞くなどの不便さがあったが、随時受講方式は、自分の都合に合わせられる。
・移動時間や交通料金を考えれば、自宅で受講できるので便利で安上りである。
・分からない点や聞き取れない点はリピートできて、理解度は随時受講方式が圧倒的に優れている。
・質問チャットにより、テキスト内容で不明な点を記入したところ、翌日のメールで回答通知のお知らせがあり、リンクでシステム内に入り確認することができました。会場で質問するより、チャットの方がはた目を気にせずに質問できるのと、答えも吟味された回答であり分かりやすかった。
・理解度テスト(小テスト)は、講師が話した内容が出たり、テキストの内容から出たりで工夫がされていた。
・理解度テストは、章ごとに5問中4問クリアでよいが、どこが間違ったか採点されるので、理解度が増す。(100点取れるまで再テスト可能)
・全くデメリットが思い当たらない。今までの会場録画講習は、なんだったんだという印象です。(強いて言えば、受講修了シールがすぐ貰えないため、免状の講習受講記録欄にシールを貼れない期間が多少あるという程度で、後日、受講日が記載されたシールが届くため、法令的にはなんら問題ありません)
・今回のオンライン講習は、コロナ下で進んだものと考える。今後、他の資格の定期講習についても普及拡大していくことを期待します。
4.今回、私が受講した第1種電気工事士オンライン定期講習(随時受講方式)の詳細
<第1種電気工事のオンライン(WEB)定期法令講習がある講習機関>一般財団法人電気工事技術講習センター
(1)随時受講方式定期講習の受講について
この講習を受講するには、顔認証システムを利用します。
受講する端末にはWebカメラ等の機能が付属している必要があります。
間違って、お申し込みをされた方は、講習センターまでお知らせください。
受講に当たっては参加者マニュアルを参照してください。
(2)オンライン講習システム【Cloud Campusをご利用の際には以下の事項についてご注意いください。】
1.Cloud Campusを操作の際は、ブラウザの[戻る][停止][更新]などのボタンは使用しないでください。セッションエラーが発生する場合があります。
2.別のログインIDで同じブラウザを使用するとエラーが発生します。サインアウトしてからご利用ください。
3.サインイン後、80分以上操作しない状態が続くとタイムアウトとなり、自動的にサインアウトします。ご利用の際は再度、サインインしてください。
4.同一ブラウザにて複数タブでの同時利用は、クラウドキャンパスの動作保証外です。
(例)あるチャプターを受講中に、他のチャプターを別タブで起動して受講する。
5.各チャプターの受講後は,必ず画面枠内の[×]ボタンで終了してください。
ブラウザを閉じたり、[戻る]ボタンを使用したりすると、正しく履歴が記録されない場合があります。
(3)随時受講方式オンライン講習の受講について
1.最初のログイン時の受講開始前に「顔認証用顔画像」の撮影を行います(マスク等の着用はご遠慮ください)。このときに撮影した顔画像とお申込時にアップロードされた顔写真と照合して本人確認を行います。申し込まれたご本人が受講されていないと認められた場合には、講習の受講をお断りさせていただきます。
2.随時方式オンライン講習は、3つのレッスンと14のチャプターで構成されています。各チャプターを受講する前にWebカメラで顔画像の撮影が行われ、この撮影画像と1.で撮影した顔画像の比較により、両者が同一人物であるか自動的に判定され、問題ない場合、チャプターを視聴することができます。もし、同一人物にもかかわらず、次に進めない場合、1.の「顔認証用画像」の撮影を再度行ってください。
ホーム画面左側の「プロフィール」画面において再撮影ができます。なお、再撮影された「顔認証用画像」についても、お申込時にアップロードされた顔写真と照合します。
3.講師への質問は、受講期間内はコース詳細画面に表示される「~Q&A~」機能をご利用ください。また、終了後であっても講習センター宛て(eeionline01@eei.or.jp)の電子メールもご利用いただけます。
4.講習内容の録音・録画、講習テキストなどの配付資料の複製・頒布は禁止させていただきます。
5.指定された受講期間内に各編のチャプター(講習動画)をすべて視聴し、各編の最後に設けられている修了考査の得点が80点以上の場合に受講修了となり、その完了した日が受講終了日となります。
(4)受講修了シールについて
1.受講状態を確認し修了を確認した後、受講修了メールを送信するとともに、”受講修了シール”を郵送します。
2.お手元に届きましたらご自身で第一種電気工事士免状の所定の欄に貼付してください。
3.受講修了シールがお手元に届くのは、受講期間終了後2週間程度かかります。
(5)受講期間内に受講を修了できなかった場合の取り扱い
受講期間内に受講が修了できなかった場合は未修了となりますが、随時方式に限らず定時受講方式のオンライン講習又は集合講習に1回に限り振り替えることができます。
その際は、講習センターまでお申し出ください。(問合せ先電話番号=03−3435−0897)
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